どうも是 款也(@コレシルナリ)です。
京都の夜景デートをお考えのあなたにおすすめのスポットがありましたよ。
国宝に指定されている「石清水八幡宮」は、京都盆地南西の男山の山上にあり、境内にある標高110mの「男山展望台」からは、京都市内や宇治・山城地域を見渡せる穴場的夜景観測スポットです。
境内までの参道はかなりの距離と傾斜地で、とてもじゃないがデート向きではないため、夜景の写真を撮りに来るもの好きな男性がたまにいるくらいです。
18:45までは京阪鋼索線(通称:男山ケーブル)が運行している為、人の行き来はありますが19時前には人の気配は無くなります。
さらに地上と境内を結ぶ参道も、22時を過ぎると灯りはほとんど無くなる為、懐中電灯は必須アイテムです。
そういった事情からこの「男山展望台」は知る人ぞ知る夜景の穴場スポットになっているのです。というわけでデートには向かない夜景の穴場のご紹介でした。
となったらさすがになんだこのブログとなりますので、ちゃんと男山展望台からの夜景を堪能できるように考えてあります。
GWにおすすめ!京都夜景と国宝の神社の幻想的なライトアップイベント
では今回のデートのプランをご紹介していきたいと思います。
京都の穴場的夜景スポットはアクセス困難でも秘策あり!
穴場的夜景スポット「男山展望台」の混雑しないというメリットは若干半減するものの、デメリットを解消する裏ワザがあります。
5月3~5日に行われる夜の特別拝観イベントの「石清水灯燎華」を利用するのです。
国宝に指定されている「石清水八幡宮」は日本三大八幡宮の一社に数えられ、京都の裏鬼門(南西)を守護する神社の代表格として鬼門(北東)の延暦寺とともに重要視されている、歴史的にも方位学的にも重要な神社です。
「石清水八幡宮」と地上を結ぶ男山ケーブルカーは通常18時45分までの運行のですが、「石清水灯燎華」の行われる5月3~5日は21時30分までの特別運行が行われます。
その特別拝観の日に幻想的なイベントを楽しみながら穴場の夜景を楽しんでみましょう。
石清水灯燎華
夜の特別拝観の「石清水灯燎華(いわしみずとうりょうか)」では境内の石灯籠や釣灯籠約数百其に明かりが灯されます。
幻想的な灯りの中で、荘厳華麗な朱塗りの御社殿が春の夜空に浮かび上がる姿は時を越えて人々に感動を与えてきました。当日の特別拝観では、様々なイベントの催しがあり、祈願ろうそくでは祈りの灯の献灯や野点茶席が体験できます。
爽やかな青空の下で見る昼の御殿の美しさは優しさに溢れていますが、陽が沈み少しずつ暗がりが広がり出すと、朱塗りの御社殿が色鮮やかに浮かび上がってきます。幽玄の世界では普段見落としがちな大切なものが違った美しさで語り掛けてくるような不思議な気持ちにさせられます。
1日だけの春の夜に迷い込んでみませんか?
石清水八幡宮の石清水灯燎華の見所
夜に見る重要文化財は昼とは違った姿で、この日だけの美しさをしっかりと目に焼き付けてみて下さい。
左甚五郎の「目貫きの猿」はその出来栄えの見事さから、夜になると魂が宿ったサルが彫刻から抜け出し、夜な夜な悪さをするようになったとか。それを防ぐために右目に釘を打ち付けたとの逸話があります。そういう事ならぜひ夜に見ておきたいものです。
織田信長公が寄進したと言われる「黄金の雨どい」もまばゆい灯りに照らされて妖艶に輝いています。
戦災や自然災害で焼失した際には、雨どいを売り修繕費の足しにする様にとの意味が込められていると聞いたことがあります。さすが天下人!粋な計らいですね。
現在の御社殿は寛永8~寛永11年に徳川家光によって改築されたものですが、その際に楼門蟇股部分の裏側に徳川家の「葵の御紋」が錺金具に彫られています。
参拝者からは見えない様に将軍寄進の印を残した謙虚さを感じますが、八幡大神様を祭る本殿からは正面に位置しています。神様にはしっかりアピールしているようです。
出典:https://retrip.jp/articles/13617/
石清水八幡宮には時の権力者の様々なエピソードがあります。
鎌倉時代には平清盛が臨時大祭が行われた際に、奉納神楽の舞を披露しています。従五位下左兵衛佐に任じられたばかりの弱冠12歳のことでした。
源義家が元服し「八幡太郎義家」と名乗ったことも広く知られています。
期 間 5月3日~5日
時 間 17時~21時 ※点灯は18時~21時
拝観料 境内拝観無料※本殿参拝には500円の料金が掛かりますが、見所を案内・解説してもらえます。
※献灯500円
石清水八幡宮の石清水灯燎華は混雑しない穴場イベント?
「石清水灯燎華」は年に1度の特別な行事で、国宝の「石清水八幡宮」がライトアップとされるとなれば相当な混雑が予想されるとお思いでしょうが、実際はそうでもありません。
観光名所、歴史的史跡の多い京都ではありがたみを感じられないのかもしれません。おそらく京都市街という立地も関係しているでしょう。
もちろん混雑しないとは言ってもGWに行われる特別な行事です。日曜のテーマパークや遊園地程度の人出はありますので、夜の特別拝観などは目玉イベントということもあり行列ができます。
しかしGWに京都に来たのなら足を延ばしてみる価値は十分にあります。昼と夜の顔を比べてみるのもおススメです。
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石清水八幡宮の石清水灯燎華の駐車場事情
駐車場はありますが、GWということもあり車で訪れる方が多くいますので駐車待ちの行列ができます。
八幡宮入り口にはすぐ近くに八幡市駅がありそこからケーブルカーに乗れば山上の「石清水八幡宮」までは10分ほどで到着します。というわけで公共機関を利用することをお勧めします。
住所:京都府八幡市八幡高坊30
電話番号:075-981-3001
駐車可能台数:70台
営業時間:8:30-16:30(石清水灯燎華の期間中は22:00まで)
料金:普通車 1回¥500 バス 1回¥1000
石清水八幡宮の石清水灯燎華へのアクセス
京都駅から石清水八幡宮へ
京都駅
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電車近鉄京都線急行近鉄奈良行 8 分 (3 駅)
↓
近鉄丹波橋駅
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徒歩 約 2 分
↓
丹波橋駅
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電車京阪本線各停中之島行 13 分 (4 駅)
↓
八幡市駅
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徒歩 約 16 分 , 1.3 km (男山ケーブル 3分 片道 200円)
↓
石清水八幡宮
〒614-8005 京都府八幡市八幡高坊30
料金: 480円(680円)
石清水八幡宮の石清水灯燎華の後は男山展望台の夜景を満喫
ケーブルカーの最終運行までの時間(21:30)までは「男山展望台」の夜景を眺めませんか?
今回のデートではこちらがメインのプランですから。
徒歩で表参道を上がってくると「石清水八幡宮」の真裏にある展望台ですが、ケーブルカーの駅のすぐ真横にありますので、帰りのご利用でも出発時間ギリギリまで夜景が堪能できます。
この機会でもなければなかなか来ることができない穴場です。京都の将軍塚よりも間近に夜景を感じられるのでじっくりと夜空の下にきらめく地上の星をご堪能下さい。
京都八幡のディナーならフジマル醸造所 京阪くずは店がおススメ!
春でもまだ夜は少し冷えますね。夜風で体が冷えたなら軽く1杯飲んでいきませんか?
ケーブルカーで男山を下ってすぐの八幡市駅から2駅先の樟葉駅に、「フジマル醸造所 京阪くずは店」があります。駅直結のビストロということで非常にアクセスが良く、23時まで営業という点でも重宝します。
醸造所というだけありワインの品ぞろえにコスパは最強レベル。しかも料理のクオリティもかなり高いです。
特に人気なのはテリーヌですが、テリーヌドカンパーニュはもちろん野菜のテリーヌも彩りが豊かでおススメの逸品。子羊の煮込みなどのガッツリメニューやご当地メニューも食べられるとあってなかなかの繁盛店です。
パスタメニューも豊富でワインの相性はもちろんですが単品での味わいもレストランの味を凌駕する本格派。季節ごとにおすすめが変わりますがどれも秀逸で盛りつけの美しさでも楽しめます。
ワインメインで前菜盛りなんかも良いですね。二人の夜が盛り上がること間違いなしです。
フジマル醸造所 京阪くずは店
住所:大阪府枚方市楠葉花園町14-1 京阪くずは新駅ビル 1F(京阪電鉄樟葉駅 改札を出てすぐ)
電話番号:072-851-2510
樟葉駅から27m
営業時間 :10:00~23:00
定休日:無休
京都5月の夜景デートのまとめ
貸切のライトアップツアーなんかも行われることがあるようですが、時間が縛られたりそこそこの費用も掛かりますので、GWの京都旅行を計画中の方は足を延ばしてみるのも良いんじゃないでしょうか?
もちろん地元の方にもおすすめの夜景スポットなので、たまには彼女とロマンチックに夜景でも見ようというならぜひ出かけてみて下さい。
お土産のおすすめのご紹介を忘れていましたね。
石清水八幡宮一の鳥居前の「やわた走井餅」はとっても美味しいのでぜひご賞味下さい。
北海道産の大納言小豆のこし餡を、つきたての羽二重餅で包んである物ですが、その食感の良さはやみつきになると思います。もっちりとして口どけの良い柔らかさが最高です。僕にも買って来て下さい。
京都の夜景スポットは他にもありますので下記サイトで口コミや詳細をご確認下さい。前述の将軍塚も出ていますよ。