どうも是 款也(@コレシルナリ)です。
まだ菜の花余ってますけど、先日送別会で料理を振る舞った時にナスが1本余ってたのを忘れていました。なので今日はナスを使ったパスタです。
食材的には春の要素はありませんが、味的には春っぽいかもしれません。ちょっと前に流行った塩レモン味です。
別に意識したわけじゃないのですが、以前伺ったポーランド料理店の「スマッチネゴ」で食べたポーランド風焼きナスが美味しかったのでそれをパスタにしてみました。
このレシピには一般家庭にはあまりおいていない食材も使ってるので再現しにくいかもしれませんが、イタリア料理にはあると便利な物なのでそろえてみてもいいと思いますよ。
非常に美味しく使い勝手のいい食材ばかりですから。
春や夏におすすめのパスタはポーランド料理の焼き茄子をアレンジ!
レモンとケッパーの酸味と爽やかさが茄子の食感と味にものすごくマッチしています。ベーコンの旨みとコクも味に深みを与えています。
ナスは油とも相性が良いですが、こんなにさっぱりとした味わいで美味しいと感じる料理になっているとは驚きでした。
もともと水分が90%以上で栄養価も少ないですが、個性がない分合わせやすい食材かもしれません。
春のさっぱりパスタと言いましたが、むしろ夏向けですね。
しかし食材の組み合わせはなかなか考えられている気がします。
量としてはわずかですがクルミが使われていますので、茄子の欠点である栄養価の不足をしっかり補っていますね。
くるみはナッツの中ではオメガ3脂肪酸を最も多く含んでいて、抗酸化値もトップ。葉酸にビタミンも豊富で、マグネシウム、銅、亜鉛などのミネラルもたっぷり含んでいます。
栄養評価も非常に好成績の82点!今話題のフラックスシードオイルに匹敵する食材です。
レモンにも取り入れたい栄養価はもちろんあります。ビタミンCにクエン酸、ポリフェノールなど、抗酸化作用に優れ、美肌効果も期待できる点ではさすがに果物です。
レモンは料理には非常に身近で扱いやすい果物ですから、この料理をきっかけに積極的に利用してみてはいかがでしょう?
このパスタは料理におけるレモンの存在価値をあげてくれるレシピになるかもしれません。
見た目も良いし意外性がある上にとっても簡単で美味しいのでおもてなし料理には最適ですよ。
「買い物に行く暇がなくて簡単な物しか作れないけど、ポーランド風焼きナスのパスタで良い?」
ってこれ出したら評価は相当高いと思います。
覚えておいて損はないレシピです。ぜひマスターして下さい。
ポーランド風焼きナスのパスタの作り方
コツがあるとすればオイルとレモンをケチらないことと、しっかりとソースとして乳化する事です。
ナスは結構油を吸うので、入れすぎるとさっぱり感がなくなりますが、ソースが絡まないと美味しさは半減しますのでその点は要注意ですね。
レモンの量はお好みで変えてみて下さい。酸味が苦手な人も多いようですから。
クルミはコクと香ばしさを出すなら砕く前に乾煎りしておいた方が良いかもしれませんね。
材料2人分
長ナス 1本
にんにく 2片(みじん切り)
ベーコン 4枚(薄切り)
鷹の爪 3本
ケッパー 大さじ1
ブラックオリーブ 4、5粒(スライス)
クルミ 3~5粒(砕く)
レモン汁 1/4個またはレモン果汁40cc~60cc
パスタ 200g
塩 少々
僕はレモン果汁を使ってます。100均で200㏄か250㏄のが売ってると思います。多分クルミも無塩・無添加30gとかあると思うのでそれで充分でしょう。
今回はペンネで作りましたがもちろんロングでも美味しいと思います。茄子の切り方はパスタに合わせてお好みで変えて下さい。
作り方
1、大き目の鍋に2~3Lの湯をわかし塩を20g~30g入れパスタを茹でる。
2、フライパンにオイルを注ぎ、刻んだニンニクを投入。ごく弱火でフライパンの端を使ってチリチリと音を立て色が変わり始めるまであげるように火を通す。
3、色づいてきたころにナスと鷹の爪と梅ちりめんと梅干しを入れ、春菊がしんなりするまで炒めます。
4、ナスがオイルを吸って少し柔らかくなったらベーコンを入れ軽く炒めます。
5、ブラックオリーブとケッパーを入れさらに炒めます。
6、レモンを加えフライパンを揺すりながらソースを乳化させます。
※レモン果汁は画像程度入れるとソースのとろみがちょうど良い感じです。
7、砕いたクルミを振り入れ軽く和えます。塩を加え味を調えます。
8、茹で上がったパスタを加えソースと混ぜ合わせたら皿に盛って完成です。
ポーランド風焼きナスのパスタのまとめ
12月に夕飯を食べに出かけたら、忘年会シーズンでどこの店もいっぱいでした。そんな中で見つけたポーランド料理のレストラン「スマッチネゴ」は、創作意欲を刺激する料理を色々と味わうことができる素晴らしいレストランでした。
この焼きナスのレシピは、もちろんオリジナルのままパスタを入れないでも十分美味しい料理ですから、それでもいいと思います。
その際にはナスを先にソテーして、後からソースを作ってかけるという風に工程を分けるのがオリジナルレシピです。茄子の切り方は3mm幅程度のスライスで十字型に盛り付け円になるようにするとキレイです。
しかしこのレストランでの一番の収穫はフライドポテトのディップでした。これは作ってあるものが添えられていたので、使っている材料は不明でした。しかしあまりにも美味しかったので何とか再現してみたいと思います。
またご紹介しますね。