どうも是 款也(@コレシルナリ)です。
菜の花レシピも第4弾ですね。菜の花っても冷凍だけど、なんせ500gもあるからね。
いろんなレシピ作らないとなかなか消費できません。でも「春に苦物を盛れ」と言うように、冬の間は寒さで活性が下がるから毒素がたまりやすいので、苦みを感じる成分を摂取してデトックスを行うには菜の花は最適な食材ですね。
旬だけあって必要な栄養価もしっかりと取れますから。ビタミンCがほうれん草の3倍とも言われていますし、春の青葉は見た目にも美しく料理に彩りを添えてくれます。春先には積極的に摂取したい野菜ですね。
と言うわけで今回は菜の花を使ったカルボナーラを作りたいと思います。
菜の花を使ったカルボナーラは簡単で栄養も満点でおススメ!
今回は冷凍の菜の花ですが、パスタと一緒に茹でれば手間も省けますし、カルボナーラは火加減にコツがいるものの基本的には手間もかからず短時間で作れるのでおススメです。
パルメザンチーズの栄養と
チーズは栄養価が高いことで知られていますが、特にパルメザンチーズはカルシウムの含有量が非常に高く、たんぱく質や資質も多めです。水分が少ない分栄養素が凝縮されているんですね。
他の食材に比べてカルシウムの吸収率も良いチーズはビタミンAやビタミンB2・B12が非常に多く含まれています。
ビタミンAは皮膚や粘膜に目の健康を正常に保つ働きがあり、ビタミンBには細胞の成長を助け、素肌の免疫力の強化をしてくれます。つまりチーズには美肌効果があるということです。
しかしチーズは脂肪分が多くカロリーが高いのがデメリットと考えられますが、実は乳製品中のカルシウムは体脂肪の合成を抑制し分解を促進するという研究結果も発表されています。
そして意外かもしれませんがビタミンCとDは含まれていません。特にビタミンDはカルシウムを吸収するのには必要なビタミンですから、カルボナーラには青物を入れるべきでしょう。
菜の花の栄養価が素晴らしい!チーズとの相性も抜群!
ビタミンCが豊富な野菜と言えば青物野菜ですが、なぜ豊富かと言うと、葉緑素が光合成を行って栄養を作り出す際に産まれる活性酸素を除去する働きを担っているからなんですね。ビタミンが抗酸化作用が強いのは当然なのです。
積極的に摂取するべき栄養素のビタミンCだけでなく、チーズ同様にカルシウムも含みカリウムや鉄分そして食物繊維も豊富と良いこと尽くしの菜の花は、チーズの弱点を補ってくれる非常に相性の良い食材です。
コラーゲンの生成を促し美肌効果がある上に、免疫力を高め風邪予防にも最適、・発がん物質を抑えてストレスによるダメージも軽減してくれるビタミンCと、カルシウム・たんぱく質・必須アミノ酸そしてエネルギーも豊富なチーズ。
これだけでも菜の花のカルボナーラが素晴らしい食事と言うことがわかります。
そしてシメジの栄養価が加わったらどうなっちゃう!
そこに今回は美肌効果の高い食材のしめじも加えましょう。
うまみ成分のグアニル酸で美味しさのアップはもちろんですが、多くのキノコに含まれるβグルカンが免疫力を強化し、有毒なアンモニアを分解するオルニチンも含んでいます。
そしてメラニン色素の生成を抑制するチロシナーゼ阻害物質も接種できるため美肌効果も高く、カルシウムの吸収を助けるビタミンDの前駆体のエルゴステロールまで含まれています。
そして豚肉(ベーコン)も使ってます!
ホントはグアンチャーレが王道ですがなかなか手に入らないし、だからといってパンチェッタも入手は難しい、あっても高価です。
と言うわけでベーコンを使いますが、ベーコンはアンチエイジングに優れた栄養素と脳神経の活性化を促す成分が効率よく摂取できます。
心と体の疲労を回復し、脂肪燃焼効果や体力の増強にも効果的ですから、冬に休んでいた体をしっかりと活動させるために必要な栄養を補えます。
ちなみにベーコンを入れるならブロックの物を厚めに切って使う方が美味しいと思います。
カルボナーラの主役の卵は栄養の王様!
卵のたんぱく質は非常に吸収率が良い上に、人間が生きるために必要な必須アミノ酸を全て含む素晴らしい食材です。
アミノ酸のバランスを数値化したものにアミノ酸スコアという物がありますが、なんと卵は全てのアミノ酸が100点以上!さすが命の源です。
卵は食品の中で「最も完全に近い栄養食品」と言われています。
たんぱく質の吸収率を数値化した生物価においても100%ですから全て栄養になるということです。
菜の花のカルボナーラのレシピ
と言うわけでもうパスタの王様みたいな話になってるカルボナーラですが、作り方の手順は簡単です。炒めた具材とパスタをいい感じの温度で卵とチーズと混ぜるだけです。
最適な温度が保てて手際よく作れれば失敗もしないでしょう。
僕は基本的に全卵とチーズです。分けると残った卵白をどう使うかが悩みの種ですし、処分するのは勿体ない上に何より手間が増えるからです。
しかし卵黄のみより全卵の方が凝固温度が高くなるので失敗する確率は減ると思います。その分あっさりとした食感にはなるので、この辺りはチーズの量を足すか味噌や醤油を加えることで解決できるでしょう。味もより日本人好みになりますし、チーズ同様の発酵食品なので相性もいいし栄養価の面でも言うことなしです。
菜の花のカルボナーラの材料
2人前
菜の花(今回は冷凍) 1つかみ
ベーコン 80g
しめじ 30g
パルミジャーノ・レッジャーノ 40g
にんにく 1片(みじん切りかスライス)
全卵 2個
オリーブオイル 20㏄
塩 少々
胡椒 少々
ペンネ 200g
にんにくはお好みで加えても加えなくても。
菜の花はかなり多めでいいと思います。火が入るとかなり縮みますから。
そして今回はペンネで作りました。やっぱりソースの絡み方が良いし、穴が空いてるので一体感がより楽しめます。
菜の花のカルボナーラの作り方
1、鍋に2?の湯をわかし塩を20g入れパスタを茹でる。
2、全卵とチーズを混ぜておく。
3、にんにくを炒めます。(にんにくを入れないのなら行程を飛ばして下さい)
4、色づいてきたころにしめじとベーコンを入れ、しんなり程度に炒めます。
5、さらに菜の花を加え軽く火を通します。(冷凍の場合はしっかり温まるまで。火を通し過ぎるとビタミンが失われます)
6、茹で上がったパスタを加え良く和えます。ここで塩を足し味を調えます。(冷凍の菜の花はかなり水分が出ますのでパスタの湯切りは大事です。水分が足りなければ塩分を見てゆで汁かお湯かを足します)
7、火を止め30秒ほど置き温度が下がったところで混ぜておいた卵液を加えます。
8、卵が固まらない様に手早く混ぜ、温度が低すぎるようなら弱火で加熱しながら行います。若干緩いかなくらいで皿に盛りつけます。(温度が下がるとソースのとろみが増しますので、皿は温めておく方が良いでしょう)
9、黒コショウを振って完成です。
卵液を加える前にフライパンに若干の水分が無いと滑らかに仕上がりません。1人前ペットボトルのキャップ1杯程度の水分がベストかと思いますが好みもありますので微調整してみて下さい。
全卵ですので凝固温度は80度弱と思います。70度ちょっとの温度で手早く混ぜれば滑らかで美味しいカルボナーラができるでしょう。
菜の花のカルボナーラのまとめ
ベーコンの薫香が風味を損なうという方もいますので、ブロックの豚バラ肉を厚めに切って塩を振り冷蔵庫で1晩寝かせた物を使うのもいいと思います。
ロングパスタで作る場合はリングイーネやタリアテッレなどの幅が広い物やブロンズタイプのものがおススメです。
も美味しいですよ。